キャリア
第四銀、北越銀が統合合意＝１８年４月に持ち株会社－新潟
2017/04/05
株式会社 時事通信社
新潟県を地盤とする地方銀行の第四銀行（新潟市）と北越銀行（長岡市）は５日、経営統合することで基本合意したと発表した。２０１８年４月に共同持ち株会社を設立し、両行が傘下に入る。２０年をめどに２行の合併も検討する。日銀のマイナス金利政策を背景にした低金利の長期化や人口減少で経営環境が悪化する中、統合による効率化で生き残りを図る。 持ち株会社の名称は「第四北越フィナンシャルグループ」。会長に北越銀の荒城哲頭取、社長に第四銀の並木富士雄頭取が就く。本店所在地は長岡市とするが、主な本社機能は新潟市に置く。 新潟県１位の第四銀と２位の北越銀の統合によって、新会社の県内貸出金シェアは５割程度に達する見通し。統合実現に向けては、独禁法に基づく公正取引委員会の審査が焦点となる。 連結総資産を単純合算すると、約８兆１７００億円（１６年９月末）と、全国の地銀、第二地銀で１５位前後。新潟県は、信用金庫、信用組合に加え、第二地銀の大光銀行（長岡市）も含め地銀が３行あり、多くの金融機関が競い合っている。（2017/04/05-14:23）
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