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調整後に上昇へ〔私の相場観〕

2017/04/05 株式会社 時事通信社
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SBI証券投資調査部長・鈴木英之氏  株式相場は現在、トランプ米大統領の政策に対する行き過ぎた期待感を調整する局面にある。今後は好調な経済環境に投資家の目が向かい、株価は上昇基調に入るだろう。  景気は世界的に循環的な回復局面にある。5月にかけて行われる韓国とフランスの大統領選を無難に消化すれば、日経平均株価は2万円を目指す動きとなるだろう。  良好な経済環境から企業業績も堅調だ。日米両国企業の今後1年程度の利益は10%超の増益が見込まれる。期初には慎重な業績見通しが出るだろうが、中間決算が見えてくる夏から秋にかけては上方修正期待が高まりやすくなる。今年の日経平均の高値めどは2万2000円程度だ。  投資テーマとしては「働き方改革」への対応に注目したい。市場では、物流業界の人手不足から宅配ボックス需要の高まりが話題になった。労働効率の向上を目的にした新たな設備投資などに妙味がありそうだ。(2017/04/05-14:16)

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