米債券王、古巣と和解=「不当追放」訴訟で90億円
2017/03/28
株式会社 時事通信社
【ニューヨーク時事】米著名債券投資家のビル・グロス氏が、共同創業した米資産運用大手ピムコを相手取り「不当に追放された」として賠償を求めていた訴訟で、両者は27日、和解したと発表した。米メディアによると、ピムコはグロス氏に8100万ドル(約90億円)を支払う。 「債券王」の異名を取ったグロス氏は2014年9月にピムコの最高投資責任者(CIO)を辞任し、別の運用会社に移った。グロス氏は、ピムコ経営陣が同氏を不当に追い出し、支払うべき賞与を経営陣の間で分配しようとしたなどとして、15年10月に提訴していた。 グロス氏はピムコから受け取る和解金を慈善事業に寄付するという。 (2017/03/28-19:02)
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