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死亡保険料の算定根拠見直し=長寿化で11年ぶり-生保業界

2017/03/28 株式会社 時事通信社
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死亡保険の保険料の算出根拠となる「標準生命表」が2018年春に見直されることが27日、分かった。長寿化を受けたもので、見直しは11年ぶり。保険料は同年4月以降の新規契約分から前年比で数%程度下がることになるとみられる。  生保各社が加盟する公益社団法人「日本アクチュアリー会」が今月中に標準生命表の見直し案をまとめる。死亡保険の保険料は運用難を理由に今年4月から引き上げられるが、来春は新規契約者の負担が抑えられることになりそうだ。  標準生命表は、性別や年齢別の死亡率などをまとめたもの。生命保険会社が設定する保険料は、同表を反映させる「純保険料」に、人件費などの経費や運用実績を踏まえて決める。長生きする人が増えれば、保険料を支払う期間が長くなって生保各社の利益を押し上げるため、保険料に引き下げ余地が生まれる。 (2017/03/28-18:03)

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株式会社 時事通信社

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