欧大陸で現法新設検討=英のEU離脱に対応-三井住友銀頭取
2017/01/20
株式会社 時事通信社
全国銀行協会会長を務める国部毅三井住友銀行頭取は19日、英国のメイ首相が欧州連合(EU)の単一市場脱退を表明したことを受け、「EU加盟国に新たな現地法人を設立するなど、あらゆる可能性を検討したい」との方針を表明した。全銀協会長の定例記者会見で語った。 EUには、金融機関が一つの加盟国で許可を取れば、域内で自由に営業できる単一パスポート制度がある。三井住友銀は、欧州事業を統括するロンドンの現地法人が同制度を利用している。 国部氏は、英国での単一パスポート制度について、「維持されない可能性が高まってきた」と指摘。メイ首相の方針を「重く受け止めている」と語り、欧州事業への影響に懸念を示した。(2017/01/20-07:47)
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