16年末の投信残高96兆円=円高などで5年ぶり減
2017/01/17
株式会社 時事通信社
投資信託協会が17日発表した投資信託概況によると、2016年末の公募投信残高は前年末比1.1%減の96兆6415億円と、5年ぶりに前年を下回った。新規の資金流入額は途中解約や満期償還などの流出額を13年連続で上回ったが、円高で外国株式の運用実績が悪化したことなどが響いた。 主な内訳を見ると、残高の大半を占める株式投信は1.6%増の83兆227億円と3年連続で過去最高だった。一方、日銀のマイナス金利政策を背景にした運用難のあおりで公社債投信が大幅に減少した。 16年末の日経平均株価は前年末と比較して0.4%上昇。為替相場では3.4%の円高・ドル安が進んだ。(2017/01/17-19:28)
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