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第一生命HD社長に稲垣氏=事業会社トップも兼務-4月1日

2017/01/05 株式会社 時事通信社
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第一生命ホールディングス(HD)は28日、稲垣精二常務(53)が社長に昇格する人事を発表した。国内生命保険の中核事業会社である第一生命保険の社長も兼務する。持ち株会社と事業会社の現社長の渡辺光一郎氏(63)は両社の代表権のある会長に就任する。2017年4月1日付。  10年の株式上場後、社長交代は初めて。今年10月に持ち株会社化したのを踏まえ、経営陣の若返りを図る。  稲垣氏は運用や企画部門の経験が長い。10年の株式会社化では、推進室長を務め、中心的な役割を担った。  渡辺氏は東京都内で開いた記者会見で、稲垣氏が海外関連会社の経営にも関わってきた点に触れ、「バランスの取れた人材だ。環境変化への対応力もある」と強調。稲垣氏は「変革を恐れず、新たな成長を追求したい」と語った。   持ち株会社と事業会社の斎藤勝利会長(73)は退任し、第一生命保険の特別顧問に就く。  稲垣 精二氏(いながき・せいじ)慶大経卒。86年第一生命保険入社、執行役員、常務執行役員を経て16年10月第一生命HD常務。名古屋市出身。(2017/01/04-08:03)

〔写真説明〕第一生命ホールディングスの新社長に決まり、記者会見で質問に答える稲垣精二次期社長(右)。左は渡辺光一郎社長=28日午後、東京都内の日銀

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