元副支店長の初公判=三井住友銀から9億円詐取-東京地裁
2016/12/22
株式会社 時事通信社
三井住友銀行から約9億6700万円をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺罪に問われた同行大森支店元副支店長、南橋浩被告(55)の初公判が22日、東京地裁(有賀貞博裁判長)であった。南橋被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述で、南橋被告は2007年から不正を繰り返していたと指摘。金は愛人に渡したり、外国為替証拠金取引(FX取引)に使ったりしたが、逮捕時には3億円が残っていたと述べた。 起訴状によると、南橋被告は11~16年、同行自由が丘支店と大森支店で、オンラインシステムに虚偽の情報を入力し、日本円で約9億6700万円相当の米ドルを自身の口座に入金したとされる。 南橋被告は7月に三井住友銀行を懲戒解雇された。(2016/12/22-12:17)
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。