キャリア
三井住友ＦＧ社長に国部氏＝銀行頭取、高島専務昇格－来年４月
三井住友フィナンシャルグループ（ＦＧ）は１６日、社長に三井住友銀行の国部毅頭取（６２）が就任し、銀行頭取に同行の高島誠専務（５８）が昇格する人事を発表した。国部氏はグループの最高経営責任者（ＣＥＯ）を務める。ＦＧの宮田孝一社長（６３）は同社会長と三井住友銀会長を兼務する。いずれも来年４月１日付。 高島氏は米国で通算１１年半勤務するなど、国際部門の経験が長い。現在は同行の国際部門の共同統括責任役員として、欧米事業などを担当している。 三井住友銀は国内市場の大きな成長が見込めない中、海外事業の強化を進めている。国部氏は１６日に東京都内で記者会見し、高島氏について「海外事業に精通している」と評価。同席した高島氏は「３～５年で（三井住友銀を）十指に入るグローバルな金融機関にしたい」と抱負を語った。 三井住友ＦＧは、２０１７年度に新たな中期経営計画をスタートさせる。来年６月の株主総会後には、企業統治の強化を目指して指名委員会等設置会社に移行する予定。 国部 毅氏（くにべ・たけし）東大経卒。７６年住友銀行（現三井住友銀行）入行、０９年専務を経て、１１年４月頭取。東京都出身。 高島 誠氏（たかしま・まこと）京大法卒。８２年住友銀行（現三井住友銀行）入行。０９年執行役員、１４年専務執行役員を経て、１６年１２月専務。広島市出身。（2016/12/19-09:00）
〔写真説明〕記者会見後、写真撮影に応じる三井住友銀行頭取に就任する高島誠専務（左）と三井住友フィナンシャルグループ社長に就任する同行の国部毅頭取＝１６日午後、東京都千代田区
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