自賠責保険料、来春値下げ=9年ぶり、平均7%
2016/12/14
株式会社 時事通信社
自動車やバイクの保有者に加入が義務付けられている自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料が、2017年4月から引き下げられることが13日分かった。自動ブレーキ搭載車の普及などで事故率が下がり、保険の収支が改善しているため。引き下げは08年以来9年ぶりで、平均7%程度安くなる見通しだ。 来年1月に金融庁の自賠責保険審議会で議論し、保険料の値下げを正式決定する。現行の自賠責保険料は2年契約で自家用乗用車が2万7840円、軽自動車が2万6370円。値下げでそれぞれ2000円程度安くなる見込みだ。 自賠責保険は、交通事故の被害者を救済するための強制保険で、死亡事故の際には最高3000万円、重い障害が残った場合は同4000万円の保険金が被害者に支払われる。自賠責の保険料は全体として収支が合うように調整されており、13年に引き上げられた後は据え置きが続いている。(2016/12/13-17:14)
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