ソニー損保、アクサ損保、明治安田損保は、平成28年度(平成29年3月期)第1四半期の決算(業績)の概況を発表した。
▽ソニー損保
保険引受収益が250億65百万円(前年同期比2・6%増)、資産運用収益が9億64百万円(同205・4%増)となり、経常収益は260億46百万円(同5・2%増)となった。一方、保険引受費用が170億32百万円(同2・6%増)、営業費及び一般管理費が61億47百万円(同1・9%増)となり、経常費用は231億81百万円(同2・4%増)となった。この結果、経常利益は28億65百万円(同35・0%増)。経常利益に特別損失、法人税及び住民税、ならびに法人税等調整額を加減した四半期純利益は20億44百万円(同37・8%増)となった。
正味収入保険料は同2・8%増の250億48百万円。これは主力商品である自動車保険を中心に保有契約件数が伸びたことが要因となっている。なお、保有契約件数は、自動車保険とガン重点医療保険を合わせ、6月末で181万件となった。
▽アクサ損保
正味収入保険料が130億41百万円(前年同期比20・1%増)となる一方、正味支払保険金が60億45百万円(同19・9%増)となった結果、保険引受利益は8億12百万円(同59・1%増)、経常利益は、自動車保険の特約比例再保険の出再率の引下げによる出再手数料等が減少したものの、保険引受に係る費用を適切に管理したことにより保険引受利益が増加し、8億62百万円(同39・4%増)と大きく伸びた。四半期純利益は5億97百万円(同42・2%増)。
▽明治安田損保
保険引受収益が38億87百万円(前年同期比0・6%増)、資産運用収益が1億49百万円(同2・0%増)となり、経常収益は40億37百万円(同0・6%増)となった。一方、保険引受費用が26億52百万円(同2・1%増)、営業費及び一般管理費が9億64百万円(同3・2%減)となり、経常費用は36億17百万円(同0・6%増)となった。この結果、経常利益は4億20百万円(同0・6%増)。四半期純利益は2億64百万円(同9・2%増)となった。正味収入保険料は38億77百万円(同0・8%増)。
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