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「コンサル」で収益貢献=銀行、証券と連携強化-みずほ信託社長

2017/04/05 株式会社 時事通信社
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1日就任したみずほ信託銀行の飯盛徹夫社長はインタビューに応じ、同社の強みについて「事業や資産の承継に関するコンサルティング能力だ」と強調した。顧客への提案力をてこにみずほ銀行、みずほ証券との連携を強化し、グループ全体の収益向上につなげる意向だ。  例えば、みずほ信託が親族などに会社を譲りたいオーナー経営者に対し、円滑に引き継ぎを行える方策を提案。事業承継の過程で資産を管理する会社を設立する場合に、みずほ銀行が融資するなどの連携が考えられるという。飯盛社長は「グループで収益が上がれば、信託銀行で収益を出すことにはこだわらない」と述べ、グループ全体のビジネス拡大を優先する考えを示した。  みずほ信託の業務をきっかけとしたグループの銀行、証券の収益は2015年度に合計で約240億円と、過去3年間で5.7倍に拡大。銀行と証券からの顧客紹介でみずほ信託が得た収益も15年度に約550億円で、同様に1.5倍に増えた。飯盛社長は「今やるべきはグループ戦略の徹底だ」と意気込みを語った。(2017/04/05-00:32)

〔写真説明〕インタビューに応じる飯盛徹夫みずほ信託銀行社長=東京都中央区の同社

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