仮想通貨技術で国際送金=来年から、米欧など6行と連携-三菱UFJ
2017/04/03
株式会社 時事通信社
三菱東京UFJ銀行は31日、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチなど米欧やカナダ、オーストラリアの大手金融機関6社と連携し、2018年初めにも新たな国際送金サービスを始めると発表した。ブロックチェーンと呼ばれる仮想通貨の中核技術を活用。これまで数日かかっていた国際送金が即日決済できるようになる。 現行の国際送金では、各国の金融機関とつながる国際銀行間通信協会(SWIFT)のネットワークを使用。三菱東京UFJの場合、手数料は最大で5500円掛かっているが、新サービスの導入で引き下げられる見通し。 ブロックチェーンは取引を一括管理する大掛かりなシステムが必要ないため、低コストで済み、改ざんなどの不正も起きにくいとされる。新サービスは、米ベンチャーのリップル社(サンフランシスコ市)が持つ技術を利用して個人向けから始め、順次対象を拡大する計画だ。 新サービスには、英国のスタンダードチャータード銀行、カナダのCIBCとロイヤル・バンク・オブ・カナダ、豪州のウェストパック銀行、スペインのサンタンデールも参加する。 (2017/04/03-07:53)
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