岡三オンライン証、金融取の取り次ぎサービスに参入=「くりっく株365」では初
2017/03/31
株式会社 時事通信社
岡三オンライン証券は、早ければ6月にも外国為替証拠金取引(FX)会社や地場証券を対象に、東京金融取引所への取り次ぎサービスを提供する。取り次ぐ市場は株価指数証拠金取引「くりっく株365」で、7月以降はFX取引「くりっく365」についても、同様のサービスを始める。くりっく株365の取り次ぎサービスは岡三オンラインが初。国内証券との間で準備を進めている。 証券などの金融商品取引業者が、金融取に上場されている商品の取引を顧客に提供するには、同取引所の「取引参加者」資格を得る必要がある。ただ、高い資産要件を満たす必要がある上、取引システムの構築や管理コストが発生し、地場証券などにとっては参入障壁が高い。 岡三オンラインのサービスを利用すれば、同証券の取次者の金融商品取引業者を通じて、顧客がインターネットで売買注文を出すことが可能になる。岡三オンラインは取次者から取次手数料を受け取る。今後は、取扱商品の拡充が課題になっている地場証券や、地方金融機関を対象に、取次者の開拓に力を入れる考え。 金融取は「取次者が増えれば、取引所の新たな顧客層の開拓につながる」と歓迎している。(2017/03/31-14:35)
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