東芝株、8%強取得=筆頭株主に浮上か-旧村上系
2017/03/27
株式会社 時事通信社
旧村上ファンド出身者が設立した投資会社エフィッシモ・キャピタル・マネージメント(シンガポール)が23日、関東財務局に提出した株式の大量保有報告書によると、東芝の発行済み株式の8.14%を取得した。筆頭株主に浮上したもようだ。 東芝が14日に2016年4~12月期決算を再延期し、株価が大幅に下落した局面で一気に買いに出たとみられる。これまでの持ち株比率は当局への届け出が不要な5%未満と想定される。15日付で5%を超える分の株式を取得した。保有目的は「純投資」としている。 東芝はエフィッシモの株式取得に関し、「個別事案のコメントは差し控えたい」(広報・IR部)と話している。 エフィッシモは昨年、川崎汽船株の3分の1強を取得し、株式市場で注目された。現在も川崎汽船株の約38%を保有するほか、ヤマダ電機や第一生命ホールディングスの株も大量に保有している。 (2017/03/24-18:07)
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