藤田池田泉州銀頭取:独立系として特色を発揮
2017/03/21
株式会社 時事通信社
池田泉州銀行の藤田博久頭取は21日、地域金融機関の再編について、「(将来は)こちらから能動的に(他行に)アプローチするかもしれないが、今はない。地域を大事にした独立系銀行としての特色を出していきたい」と述べ、当面は単独で新しい金融サービスや店舗網の拡充を進める考えを強調した。 同日、大阪府松原市に新築移転オープンした支店で記者団に明らかにした。藤田頭取は経営統合に対し「地域や銀行にシナジーがある相手があればやりたい」と指摘。一方で「取引先の紹介など他行との情報交換は統合しなくても可能だ」と語った。 藤田頭取は、経営統合で基本合意した三井住友フィナンシャルグループとりそなホールディングスの傘下の関西地銀3行について、「(自行の)顧客との重複はあまり多くない。感覚的に2、3割ぐらいではないか」と指摘。その上で、ITを活用した金融商品の販売や事務効率化を進めるとともに、大阪府下などで支店網を充実させ、競争力を高める考えを示した。(2017/03/21-13:29)
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