無担保ローン「手綱締める」=個人向けで審査強化要請-全銀協
2017/03/17
株式会社 時事通信社
個人に無担保で貸し付ける銀行のカードローン事業をめぐり、全国銀行協会は16日、利用者の返済能力を超えた過剰融資を防ぐため、加盟行に審査体制の強化などを要請した。国部毅全銀協会長は記者会見で「残高が拡大する中、手綱をいま一度締める必要がある」と述べた。 全銀協は、各行が審査時に年収証明書などによって収入を把握し、他行やノンバンクからの貸付額も考慮して融資することを促した。また、カードローンの広告で、貸付額に規制があるノンバンクとの違いを強調し、借り入れをあおらないよう求めた。 カードローンの残高は2016年末で5兆4377億円で、6年前の1.7倍に拡大した。(2017/03/16-20:36)
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