東芝決算、「再延期は残念」=可能な限り支援-三井住友銀頭取
2017/03/17
株式会社 時事通信社
三井住友銀行の国部毅頭取は16日、東芝が2016年4~12月期決算の発表を再延期したことについて「関係者の不信感を払拭(ふっしょく)できない状況が長期化しているのは残念だ」と述べ、同社に信頼回復の取り組みを加速するよう求めた。その上で「メインバンクとして可能な限りサポートする」と語り、再建を引き続き支援する姿勢を強調した。会長を務める全国銀行協会の記者会見で発言した。 東芝をめぐっては、今後、取引に慎重な地方銀行などが増えると懸念されている。国部頭取は「東芝再生では金融支援体制の安定化が不可欠だ」と指摘。東芝が15日に開催した取引金融機関向け説明会で、新たに融資への担保提供を提案したことに触れ、「銀行団が(融資継続で)まとまるよう協力したい」と説明した。 三菱UFJ信託銀行の池谷幹男社長は16日、信託協会会長として開いた記者会見で、東芝への融資に関し「今後の損失見通しや、新しいビジネスモデルなどを精査し判断していく」と述べるにとどめ、具体的な対応には言及しなかった。(2017/03/16-19:57)
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