東北観光振興へ広域連携=投融資や情報交換-6地銀・政投銀
2017/03/16
株式会社 時事通信社
七十七銀行(仙台市)や東邦銀行(福島市)など東北地方の6地銀と日本政策投資銀行は15日、観光産業の振興に関する協力協定を結んだと発表した。東北の観光業者に共同で投融資するほか、有望な観光資源の発掘・育成に向けて情報を交換する。広域連携を通じて、東日本大震災で痛手を受けた観光産業の活性化につなげる。 参加するのは、3行のほか、青森銀行、秋田銀行、岩手銀行、山形銀行。政投銀は先進的な金融ノウハウを提供する。具体的な協力としては、集客のために改装するホテルへの融資などを想定。ファンドを通じた事業者への資金供給も検討する。 取りまとめ役となった七十七銀の氏家照彦頭取は、東京都内で記者会見し、「ネットワークを相互活用し、点の取り組みを面に発展させる」と述べ、広域連携に意欲を示した。政投銀は、瀬戸内海周辺でも地元の地銀と連携した観光振興の取り組みを行っている。(2017/03/15-18:12)
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