地銀の経営統合、逆風打ち返す選択肢=小山田大銀協会長
2017/03/13
株式会社 時事通信社
大阪銀行協会の小山田隆会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は10日、大阪市で記者会見し、三井住友フィナンシャルグループ(FG)とりそなホールディングス(HD)が関西の系列地方銀行3行の経営統合で基本合意したことに関連し、「地銀の経営統合や提携は市場環境が厳しくなる中で、逆風を打ち返す選択肢だ」と述べた。 三井住友FG傘下の関西アーバン銀行、みなと銀行と、りそなHD傘下の近畿大阪銀行は、2018年4月の経営統合を目指すことで合意した。小山田会長は統合の効果について「規模拡大による効率化や機能集約でサービスの付加価値向上を成し遂げられる」と指摘した。 一方、関西経済連合会の森詳介会長(関西電力相談役)は同日の定例会見で、3行の統合について「統合で体力を付け、地銀本来の役割を果たしてもらうことで経済全体の底上げにつながるなら、非常に大きな意味がある」と語った。(2017/03/13-07:33)
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