キャリア
株高トレンドは不変〔私の相場観〕
2017/03/10
株式会社 時事通信社
むさし証券ストラテジスト中島肇氏 国内景気は改善が続き、企業業績も好調で株式市場の上昇基調に変化はないとみている。米国景気はトランプ大統領の経済対策で拡大傾向にある。ドル高、円安のトレンドは継続する見通しで、日経平均株価は早晩２万円台を突破するだろう。 ２０１７年３月期の国内企業の業績は円安効果が経常利益の押し上げ要因となる。１８年３月期も堅調な収益環境が続くと予想され、ファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）は良好だ。米国では足元の景気が好調な上、大型の減税や公共投資が実施されれば、景気拡大の流れは継続する。 ただ、世界に目を転じると、欧州は政治リスクや金融不安を抱え、中国は景気後退局面に直面している。こうした不確定要素が大きくクローズアップされる事態になれば、国内の上昇相場は水を差されることになり、十分な警戒が必要だ。（2017/03/10-14:53）
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。
