韓国で投信共同開発=手数料ビジネス強化-三井住友トラスト
2017/03/10
株式会社 時事通信社
三井住友トラスト・ホールディングスが、韓国金融大手ハナ・フィナンシャル・グループと投資信託商品を共同開発し、韓国で3月中に販売を始めることが9日、分かった。三井住友トラストは、企業年金などで培った資産運用ノウハウを提供する見返りに、投信の運用残高に応じて手数料を受け取る。国内は低金利で融資事業の収益が落ち込んでおり、海外を含め手数料ビジネスを強化する。 三井住友トラストとハナは提携関係にあり、ハナ傘下の証券会社の一部店舗で、共同開発した投信を販売する。取扱店舗を徐々に拡大し、ハナ傘下の銀行での販売も検討する。三井住友トラストは投信の資産配分を助言するほか、韓国に人員を派遣して販売担当者の研修も行う。 韓国では高齢化に伴って老後の資産形成に関するニーズが高まっている。三井住友トラストは将来は台湾やタイといったアジアの他の地域でも、地元金融機関と連携して資産運用事業の拡大を目指す。(2017/03/10-08:33)
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