ファッションの海外展開支援=クールジャパン機構が出資
2017/03/10
株式会社 時事通信社
日本のコンテンツなどの市場開拓を目指す官民ファンド「クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)」は9日、東京都内のアパレルメーカーと海外事業を展開する共同出資会社を設立し、最大8億2000万円出資すると発表した。ファッション分野への同機構の出資は初めてで、日本発のブランドの海外進出を支援する。 同機構が支援するのは「45R(フォーティファイブ・アール)」というファッションブランド。日本古来の藍染め技術を活用したジーンズやシャツなどのカジュアルな衣料品を展開し、国内49店舗、海外16店舗を出店している。 今後3年間で共同出資会社を通じて、欧米で新たに七つの直営店舗を開設する。中国やシンガポールなどへの衣料品の卸売りも行うという。 ファッション業界では欧米のブランドが世界的に地位を確立しているが、同機構は今後、日本発ブランドの浸透を図りたい考えだ。(2017/03/10-08:06)
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