三菱UFJ、フィンテック企業と連携=銀行システムとの接続可能に
2017/03/06
株式会社 時事通信社
三菱UFJフィナンシャル・グループは6日、金融とITを融合した革新的なサービス「フィンテック」を手掛ける企業を中心とした外部の企業が、銀行システムに直接接続できるようにすると発表した。傘下の三菱東京UFJ銀行が持つ口座情報などを直接取得できるようにすることで、新たなサービスの開発を促し、フィンテック企業との連携を加速する。 4月に法人向け、今秋には個人向けのネットバンキングのシステムを利用できるようにする。これまでは、フィンテック企業が、顧客からネットバンキングのパスワードなどを預かってアクセスしていたが、直接接続が可能になれば、こうした個人情報を伝える必要がなくなり、情報漏えいなどの不安が小さくなるという。 口座情報を利用したネット上の会計ソフトやスマートフォンの家計簿アプリなどを手掛ける企業の利用を想定している。希望する企業は、同行に申請。情報管理体制などを審査した上で、APIと呼ばれるシステムへの接続口の仕様を提供する。 すでに傘下のネット証券、カブドットコム証券などでは、フィンテック企業へのAPI提供を始めている。(2017/03/06-18:22)
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