元アーツ証券社長ら告発=レセプト債で偽計疑い-監視委
2017/03/07
株式会社 時事通信社
医療機関の診療報酬請求権を債券化した「レセプト債」をめぐる事件で、証券取引等監視委員会は6日、債券を販売していた「アーツ証券」(破産)の元社長川崎正容疑者(63)ら3人を金融商品取引法違反(偽計)の疑いで千葉地検に告発した。 他に告発されたのは元同社役員江連昌一容疑者(56)と、レセプト債を発行していたファンドの運営会社「オプティファクター」(同)の元社長児泉一容疑者(36)、法人としての両社。 3人は2014年12月~15年9月、ファンドが債務超過であることを知りながら、証券会社3社に資産を過大計上した虚偽の運用実績報告書を交付。同年1~10月、顧客13人に計10億1600万円のレセプト債購入を勧誘させた疑いがある。 レセプト債をめぐっては、監視委が昨年2月、虚偽告知の疑いで関係先を強制調査し、今年2月に地検が3人を逮捕した。(2017/03/06-20:00)
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