全米でネット銀事業=ドル資金調達、融資強化へ-三菱UFJ
2017/02/27
株式会社 時事通信社
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は23日、全米を対象にした個人向けのインターネットバンキング事業を始めた。マイアミやダラスなどに5店舗を設置しており、これまで出店がなかった米中部や東部を中心に今後1年程度で約20店舗に拡大、口座開設の手続きや貯蓄のアドバイスなどを行う。 新たに始めたネットバンキングの名称は「ピュアポイント」。サンフランシスコに本店を置くMUFG傘下の米地方銀行、MUFGユニオンバンクが事業主体となる。邦銀グループが全米で個人向け金融を手掛けるのは初めて。 MUFGは、日銀のマイナス金利政策に伴う金利低下の影響で国内での利益が上げにくくなったため、海外で企業向け融資を強化している。融資拡大に向け、原資となるドル資金の調達が課題となっており、今回始めた全米でのネットバンキングを通じてドル預金獲得を強化する。 MUFGユニオンバンクは、米国内で個人向け金融を手掛けているが、これまで店舗はサンフランシスコなど西部に限られていた。(2017/02/24-18:04)
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