日本郵政、業績低迷の豪トールへてこ入れ検討=長門社長
2017/02/23
株式会社 時事通信社
日本郵政の長門正貢社長は22日の記者会見で、2015年に買収した豪物流大手トール・ホールディングスの業績が低迷していることについて「期待した売り上げの伸びが顕現化しておらず、何らかの対策を必ず打ちたい」と述べ、てこ入れ策を検討していることを明らかにした。 長門社長は、豪トールについて「企業の合併・買収(M&A)をしながら大きくなってきており、無駄なラインがある。少し組織をいじらなければならない」と指摘。ただ、リストラ策の内容については「全く何も決まっていない」と説明した。 一方、政府が検討している日本郵政株式の追加売却に関連し、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の金融2社の株式を売却するかどうかについては、「同時にやることはない。財務省の(郵政株)売却を十分見極めた上で改めて決める」と強調した。(2017/02/23-07:56)
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