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三井住友トラストの大久保次期社長:資産管理でナンバーワン目指す

2017/02/17 株式会社 時事通信社
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「資産の運用・管理で圧倒的なナンバーワンの地位を目指す」。三井住友トラスト・ホールディングスの大久保哲夫・次期社長(60)は、融資以外にも多様な金融サービスを手掛ける信託銀行の強みを最大限に生かす考えだ。「経済・金融環境が不透明な時代だからこそ、顧客ニーズに的確に対応して実力を示すチャンス」と意気込む。   不動産や証券、人事、経営企画など幅広い業務を経験し、現在は法人取引を統括する副社長。「多様性を是とする信託銀行員らしいキャリアだ」と会社生活を振り返る。「バランス感覚がある」(中堅幹部)と社内評も高く、早くから将来のトップ候補とみられてきた。  三井住友トラストは2011年4月の発足から6年が経過。今年6月の株主総会後には、社外取締役の権限が強い指名委員会等設置会社になる。会社は違えど同じ1980年に信託銀行マンとなった三井住友信託銀行の橋本勝・次期社長(59)と二人三脚で、企業統治改革の重責を担う。  経営規模は3メガバンクに及ばないが、「同じ方向を目指しているわけではない。専業信託銀行の進むべき道を追求する」と気負いはない。  「火中の栗は拾え」が仕事のモットー。中学、高校はサッカーに打ち込み、休日はランニングで汗を流す。(2017/02/17-08:06)

〔写真説明〕社長交代の記者会見に臨んだ三井住友トラスト・ホールディングス(HD)の大久保哲夫・次期社長=14日、日銀本店

この記事の情報発信者

株式会社 時事通信社

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