キャリア
米医療保険２社、合併を断念＝反トラスト法違反の判断受け
2017/02/15
株式会社 時事通信社
【ニューヨーク時事】米医療保険大手エトナとヒューマナは１４日、両社の合併合意を撤回すると発表した。米コロンビア特別区の連邦地裁が１月、反トラスト法（独占禁止法）に違反するとして計画阻止の判断を下したため。 エトナは１５年７月、ヒューマナを３７０億ドル（約４兆２０００億円）で買収すると発表したが、市場の寡占化が進みサービス低下を招くとして司法省が提訴していた。 エトナは、合意撤回の手数料としてヒューマナに１０億ドル支払う。また、公的医療保険「メディケア・アドバンテージ」に関する一部資産を米同業モリーナ・ヘルスケアに売却する合意も取り消した。 エトナのベルトリーニ会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で「１９カ月にわたる計画策定の後、このような結果になったことを残念に思う」と述べた。（2017/02/14-22:22）
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。
