預金保険料、2年ぶり下げ=0.037%で調整-17年度
2017/02/13
株式会社 時事通信社
預金保険機構は10日、銀行など金融機関が破綻に備えて納める預金保険料の料率(現行は預金額の0.042%)を、2017年度から0.037%に引き下げる方向で最終調整に入った。引き下げは15年度以来2年ぶり。3月21日に開く運営委員会の議決を経て決定する。 預保機構は21年度までに責任準備金を5兆円程度まで積み立てる方針。15年度末の積立金は2兆7925億円。近年、金融機関の破綻がないため、料率を引き下げても影響がないと判断した。 銀行は、日銀のマイナス金利政策もあり、預金獲得に以前ほど熱心ではない。ただ、地域金融機関を中心に収益環境は厳しさを増しており、預金が大幅に減少する場合は、料率を逆に引き上げる可能性も残っているという。(2017/02/13-07:31)
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