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東芝の審査、相当慎重に=損失の経緯問題視-日本取引所CEO

2017/01/31 株式会社 時事通信社
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日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)は30日の記者会見で、東証の特設注意市場銘柄に継続指定されている東芝が巨額の損失を計上する見通しとなったことを、「結果として債務超過を免れるような資本調達が可能としても、子会社で起きた巨額損失の経緯は非常に問題がある」と批判した。その上で、同銘柄解除の是非をめぐる東証による東芝の審査に関し、「7000億円の損失発生に1年間気付いていないことを考えると、内部管理体制が改善したかどうかの審査は相当慎重に行われる」との見通しを示した。  清田氏はまた、「不正会計が行われ、経営改革の最中(の2015年12月)に、巨額の損失が発生する可能性がある買収が行われたことは、驚きとともに失望を禁じ得ない」と発言。東芝には「徹底した原因の究明と情報の開示を求めていきたい」と述べた。(2017/01/31-14:16)

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