〔トップ登場〕米国でM&Aに意欲=大和証券Gの中田次期社長
2017/01/31
株式会社 時事通信社
「伝統的なビジネスに限らず、新しい分野にもちゅうちょなく、人、モノ、カネを投入していく」。大和証券グループ本社の中田誠司次期社長(56)は、こう意気込む。トランプ米政権の保護主義的な政策で金融市場に不透明感が漂うが、「米国でのM&A(合併・買収)は踏み込んで進めていく」と強気の姿勢だ。 2009年に三井住友フィナンシャルグループとの法人向け業務の提携を解消した際には、経営企画担当として奔走した。日比野隆司社長(61)は「頭脳派で戦略家、法人、個人とも営業の突破力があるオールラウンダー(万能選手)だ」と中田氏を評価する。 「人に優しく、正義感が強い兄貴的存在」との社内評。初めて法人営業で部長となり、40人の部下を抱えた時、「部下とその家族の人生を背負うことになる」と、一人一人の身上書を週末に全て頭にたたき込んだという。 好きな言葉は、就寝前に自問する「正義と誠実」。趣味はゴルフ。学生時代に楽しんだスキーも近々、再開する予定だ。(2017/01/30-20:34)
〔写真説明〕記者会見する大和証券グループ本社の中田誠司次期社長=30日午後、東京都千代田区
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