好業績株の押し目買い〔私の相場観〕
2017/01/24
株式会社 時事通信社
野村証券投資情報部課長代理沢田麻希氏 トランプ米大統領の就任で目先の政治イベントを通過した。施政方針に関する演説などで新政権の政策の詳細が明らかになるのは、2月下旬以降だ。しばらくは企業業績などファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に目を向け、好業績株の押し目買いを勧めたい。 世界的に景気は好循環局面に入っている。トランプ氏の大統領選での勝利後に進んだ円安も追い風で、日本企業の業績は一段と上向くだろう。輸出関連企業の先陣を切って第3四半期決算を発表した安川電機は、通期見通しを上方修正した。業績予想を増額する企業が相次ぐと考えられる。 日経平均株価は当面、1万8500円程度まで下落することもあるだろうが、昨年11月からの上昇を調整する一服局面と捉えていい。トランプ氏の発言などで株価が下振れしても、好調な企業業績が下支えとなるため、押し目は拾い場だ。(2017/01/24-14:22)
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