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東芝、銀行に支援要請=米原発巨額損失で説明会

2017/01/10 株式会社 時事通信社
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経営再建中の東芝は10日、米国の原発事業で数千億円の損失が生じる可能性について、三井住友銀行やみずほ銀行など取引金融機関向けの説明会を開いた。財務状況や損失確定までの今後の日程、経営計画などを銀行団に示し、金融支援を当面継続するよう求めたとみられる。  損失が膨らめば、2017年3月期連結決算で3期連続の純損失は避けられず、銀行の融資条件に抵触する恐れがある。東芝は現在、2月中旬に発表する16年4~12月期連結決算で損失額を確定させるため、監査法人などと作業を進めている。銀行団とは、巨額損失で減少する資本の増強策を含め、具体的な再建計画を協議する方針だ。  東芝は昨年12月、傘下の米原発大手ウェスチングハウスが15年末に完全子会社化した原発建設会社「CB&Iストーン・アンド・ウェブスター」で人件費などのコスト増があり、収益性が低下し巨額損失が生じる可能性があると発表した。発表後、東芝の格付けは、複数の格付け会社に引き下げられ、投機的水準にあり、信用力が低下している。(2017/01/10-15:57)

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株式会社 時事通信社

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