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米マクドナルド、中国法人株の8割売却=CITICとカーライルに-20.8億ドル

2017/01/11 株式会社 時事通信社
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【シカゴ時事】米ファストフード大手マクドナルドは9日、中国法人の保有株式の80%を同国複合企業・中国中信集団(CITICグループ)と米投資会社カーライル・グループに総額20億8000万ドルで売却すると発表した。マクドナルドは残りの20%を保有し、中国本土と香港の店舗は同社ブランドで営業を続ける。  2017年半ばをめどに売却を完了し、CITICが52%、カーライルが28%を出資する合弁会社に切り替える。新会社は、中国本土と香港事業のマスターフランチャイジーとして現地で展開する約2600店の統括会社となり、今後5年間で新たに1500店の出店を計画する。  新会社の会長にはCITICキャピタルのチャン会長兼最高経営責任者(CEO)が就任する。同氏は「現経営陣と連携しながら、中国の消費者のニーズに対応し、事業を拡大、改善していきたい」と意欲を示した。  マクドナルドは経営再建の一環として、世界各地のニーズに対応しやすくするため、各国の法人や店舗を本社が直接管理するのではなく、フランチャイジーとして一定の裁量を与える方法への変更を進めている。昨年1月には、日本法人株を一部売却する方針も表明している。(2017/01/11-07:31)

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