CLOSE

がん患者を支える冊子『もっと知ってほしい がんのバイオマーカーのこと』

2017/01/06 認定NPO法人キャンサーネットジャパン
★ お気に入り

2016年12月26日


認定 NPO 法人キャンサーネットジャパン


がん患者を支える冊子『もっと知ってほしい がんのバイオマーカーのこと』
全国のがん診療連携拠点病院内 がん患者相談窓口などに配布

 

特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン(以下、CNJ)は、がん医療について科学的根拠に基づいた正しい情報を提供することを目的に『もっと知ってほしい がんのバイオマーカーのこと』の冊子を製作し、来年早々に全国がん診療連携拠点病院の患者相談窓口と、都道府県がん対策担当部署へ送付いたします。また、CNJホームページ、バイオマーカーの特設サイトからもダウンロードが可能です。

 

この冊子『もっと知ってほしい がんのバイオマーカーのこと』は、がんの治療選択のためにかかわるバイオマーカーについて詳しく解説しています。広義では、血液検査や尿検査のデータや、各腫瘍マーカーもバイオマーカーではありますが、この冊子で扱うバイオマーカーは、がん患者にとって知っておくべき治療にかかわるもので、それを分かりやすく16ページにまとめたものです。

 

近畿大学医学部 外科学教室 呼吸器外科部門 主任教授 光冨徹哉先生より監修をいただき、バイオマーカーの概要と、肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、皮膚がん、血液がんの治療選択にかかわるバイオマーカーについての解説やコラム、体験者の声(Patient's Voice)も織り交ぜた16ページの冊子です。がんのバイオマーカーには、効果を予測するものや、副作用を予測するものがあり、それぞれがんの種類によって違いがあります。がん患者が、がんのバイオマーカーについて知ることは、自分のがんのタイプに合った最適な治療を受け、不要な副作用を避けることにつながる大変重要なことです。しかし、患者にはなじみのない言葉で理解し難いため、分かりやすく患者やご家族に情報を届けるために作成しました。

 

また、CNJのウエブサイト内には「もっと知ってほしいがんとバイオマーカーのこと」特設サイトも作成し、バイオマーカーに関する患者意識調査も公開しておりますので、合わせてご覧いただけましたら幸いです。
http://www.cancernet.jp/biomarker

 

この「もっと知ってほしいシリーズ冊子」は本冊子を含め全24種となり、全国のがん診療連携拠点病院での設置率も約96.6%1と、多くの方に利用していただけるようになりました。私たちの冊子が、今まさに治療と向き合っている方々の一助となることを願っています。

 

認定 NPO 法人キャンサーネットジャパン
1991 年に、二人の医師により、米国における乳がん患者向け冊子を翻訳・出版・無償配布したことに始まり、以来、FAX、E メールによるセカンドオピニオンサービス、NCIPDQ の翻訳 Web 公開(現在は終了)等で標準治療の普及に貢献してきた。2001 年に NPO 法人化、同年ホームページが日経インターネットアワードを受賞。2007 年 1 月からは組織を一新し、専用事務局を開設し、がん医療の啓発イベントの開催、教育事業等を通して、一貫して「科学的根拠に基づくがん医療の普及啓発」に取り組む。これらの活動を通して、がんと向き合う人々が、自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指している。がんの最新情報発信のため 2014 年から毎年夏に開催している Cancer Forum は、2,000 名以上の参加者が集い、がん患者・家族らのための最大級のイベントとなっている。2016 年 8 月、認定 NPO 法人となる。

 

1 キャンサーネットジャパン 2015 年 がん診療連携拠点病院アンケート調査より

 

【冊子に関するお問い合わせ先】

NPO 法人キャンサーネットジャパン
Tel. 03-5840-6072 / Fax. 03-5840-6073

この記事の情報発信者

認定NPO法人キャンサーネットジャパン

科学的根拠に基づくがん医療の普及啓発により、がんと向き合う人々が、自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指して活動しています。過去に開催したセミナー等の講義をインターネット上で視聴できる「キャンサーチャンネル」も有用です。

[HP] http://www.cancernet.jp/

2017/03/15(水)開催 公的保険マスターセミナー(基礎編)
トランプ発言に警戒必要〔私の相場観〕

保険ビジネスの成功を支援する
INSURANCE JOURNAL