米投資アポロ、豪ウェスファーマーズ保有の炭鉱を買収か
2016/12/21
株式会社 時事通信社
【シドニー時事】米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは、オーストラリアの複合企業ウェスファーマーズが保有するカーラグ炭鉱(クイーンズランド州ボーエン盆地)とベンガラ炭鉱(ニューサウスウェールズ州ハンターバレー)の買収に関心を示しているもようだ。オーストラリアン紙が21日報じた。 ウェスファーマーズは、スーパーチェーン2位「コールズ」や資源事業を展開する。同社は11月、事業見直しの一環として、保有する炭鉱資産の売却を目指す意向を表明した。コールズを中心とした小売業を中核事業に位置付け、炭鉱のほか、化学物質・肥料事業売却も検討している。 アポロは8月、同業リバーストーン・ホールディングス、石炭輸出業者エクスコール・エナジー・リソーシズと共同で、英資源大手アングロ・アメリカンが保有するグロブナー炭鉱(クイーンズランド州)の買収を試みた。しかし、最近の石炭価格上昇に対応し、アングロが売却希望額を引き上げたため、交渉が決裂。代替策として、ウェスファーマーズが保有する炭鉱の買収を目指すとみられる。(2016/12/22-07:51)
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