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三井住友銀行、米貨車リースを買収=3200億円

2016/12/20 株式会社 時事通信社
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三井住友銀行は20日、米国の貨車リース会社、アメリカン・レールカー・リーシング(ミズーリ州)を2017年前半に買収すると発表した。買収額は27億8000万ドル(約3200億円)に達する。日本国内の資金需要が伸び悩み、低金利も長期化しているため、安定的な収益が見込める海外のリース事業を強化する。  米著名投資家のカール・アイカーン氏の投資ファンドからアメリカン社の全株式を取得する。  三井住友銀は13年にも米中堅鉄道リース会社を買収し、SMBCレールサービシーズと社名を変更して事業を展開している。今回の買収で、米国での貨車保有数は約5万5000両に増え、米貨車リースで6位(現在は7位)となる。将来的には2社の統合を視野に入れている。   三井住友銀は、積極的な財政支出を主張するトランプ次期大統領の下、米国経済が活性化すれば、貨車リースの収益性が高まると期待している。(2016/12/20-19:00)

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株式会社 時事通信社

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