「飛躍し、プロの世界に」=佐渡委員長が退任会見-監視委
2016/12/13
株式会社 時事通信社
証券取引等監視委員会の佐渡賢一委員長が12日、東京・霞が関で退任記者会見を行い、歴代最長となる3期9年の在任期間について「あるべき監視の姿を求めることができた。一歩飛躍し、確実にプロの世界に近づいてきたと確信している」と述べた。 印象に残る事件として、2012年のAIJ投資顧問の年金詐欺事件を挙げた。「課徴金などいろいろなツールを生かし、質の高い監視を実現するため委員会が一丸となった」と振り返った。 記者会見では立件をめぐって検察と意見が対立する東芝の不正会計問題への質問も相次いだ。佐渡氏は「新しい委員会に新しい視点で見てもらいたい」と述べるにとどめ、検察との関係については「悪化しているとは思っていない」と話した。 (了) 〔写真説明〕退任会見する証券取引等監視委員会の佐渡賢一委員長=12日午後、東京・霞が関
(2016/12/12-19:41)
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