平野MUFG社長、ブレグジットの影響懸念=対応策を研究
2016/12/12
株式会社 時事通信社
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の平野信行社長は9日、日本外国特派員協会で記者会見し、英国の欧州連合(EU)離脱について、「不透明感が払拭(ふっしょく)できない中、日本企業を含めた企業が投資を控える可能性がある」と懸念を表明した。その上で「日本の銀行界は慎重に進展を見守る一方で、タイミングを逃さないよう、何らかの行動を起こす必要があるだろう」と語った。 平野社長は、グローバルな金融機関はすでにユーロ圏で代替となる金融センターの比較分析などに取り組んでいると指摘。「われわれも英国のEU離脱の影響が明確になった際に素早い対応が取れるよう研究を重ねる必要がある」と語った。(2016/12/09-21:33)
この記事の情報発信者
株式会社 時事通信社
時事通信社は、日本の代表的な通信社として、速報性と専門性を兼ね備えたニュースを新聞社、放送局だけでなく、金融機関、官公庁、ポータルサイト向けなど、様々な分野に提供しています。