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年末、2万円近辺へ上昇も〔私の相場観〕

2016/12/08 株式会社 時事通信社
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大和証券日本株シニアストラテジスト細井秀司氏  米国の利上げが近いとの見方から、米金融市場では10月ごろ、過去10カ月間に債券に流入した約12兆円の投資資金を一斉にリスク資産の株式にシフトする大転換が始まった。これに「トランプ相場」が重なり、米国での金利上昇に拍車を掛けている。日米間の金利差は相当程度開いており、ドル高・円安が進行しやすい状況は当面続く。  適正と思われる株価収益率(PER)を15倍程度とすれば、日経平均株価は1万8300~1万8400円程度となる。しかし、株式への資金移動が加速するにつれて、年末、1万9000円を突破する可能性が高い。米株価の一層の上昇があれば、2万円近くに駆け上がってもおかしくはない。  2016年度末の日経平均は2万円を想定している。ただ、日本株は為替要因だけで押し上がるため、実力以上の数字となるのでは、という懸念は残る。(2016/12/08-14:49)

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株式会社 時事通信社

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