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埼玉りそな銀、浦和美園に初の新支店=公的資金完済で「市場開拓」-池田社長

2016/12/08 株式会社 時事通信社
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埼玉りそな銀行の池田一義社長はインタビューに応じ、埼玉高速鉄道線の浦和美園駅(さいたま市)近くに来秋にも支店を新設する方針を明らかにした。2003年3月の同行の営業開始以来、新規出店は初。15年にりそなホールディングスが公的資金を完済したことを契機に、「積極的に市場を開拓したい」と述べた。  浦和美園地区では、街全体で情報技術を活用した省エネを目指すなど、先進的な都市開発が進み、若い世代の流入が期待されている。池田社長は、支店開設で「新しい顧客層をつかんでいく」とし、次世代型サービスを展開する意向を示した。  人口が増えている埼玉県南部で、「開発に伴って、地域に合った店を新たに出していく考えはある」と話し、さらなる出店の意欲も見せた。  県外進出については、北関東の埼玉県境付近で来年にも、法人営業の拠点を設ける方向で検討していることを明らかにした。現在は、県北部の支店が群馬県高崎市、伊勢崎市、太田市、茨城県古河市などで活動しており、拠点開設で営業力を強化する。  池田社長は、北関東では圏央道の整備に伴って経済活動が活発化しており、「まだまだ市場はある」と指摘。りそなグループの信託機能を生かした事業承継の関連サービスなどで「他行と差別化できる」と語った。  日銀のマイナス金利政策や他の地銀との金利競争の影響で、資金利益が減少傾向にある中、池田社長は手数料収入の確保が課題と強調。業務粗利益に占める役務取引等利益の割合を、16年度上期の17.8%から、20年3月までに「30%台まで持っていきたい」との目標を掲げた。(2016/12/08-08:04)

この記事の情報発信者

株式会社 時事通信社

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