ロシア国営企業に960億円を協調融資=三井住友、みずほ調整
2016/12/06
株式会社 時事通信社
三井住友銀行やみずほ銀行などが、ロシアの国営天然ガス独占企業ガスプロムに計8億ユーロ(約960億円)を協調融資する方向で最終調整に入ったことが5日、分かった。日本政府は北方領土問題の解決をにらみロシアとの経済協力を強化する方針で、邦銀の融資もその一環となる。 プーチン大統領が日ロ首脳会談のために来日する今月15、16日をめどに、融資契約に調印する見通し。米金融大手JPモルガン・チェースも協調融資に参加するもようだ。 欧米がロシアに経済制裁を行っているため、邦銀はこれまでロシア向け融資に慎重な姿勢を取ってきた。三井住友やみずほなどは、制裁に抵触しない方法での融資を目指している。 日ロ経済協力では安倍晋三首相がプーチン氏にエネルギー開発など8項目のプランを提示し、両国間で首脳会談に向け具体化作業が進んでいる。(2016/12/06-17:12)
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