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1型糖尿病について【2016世界糖尿病デーコラム第五回】

2016/11/24 エクセルエイド少額短期保険株式会社
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2016.11.12 土曜日

 

連載コラム5日目となる本日のテーマは、「1型糖尿病について」です。
実は糖尿病にも病気の種類があることをご存知でしたか?
「1型と2型って名前は知ってる!」という方も、その違いについてよく知らない方もいらっしゃるかもしれません。
このコラムではその違いをカンタンにご紹介いたします!

 

 同じ糖尿病でも全然違う!?1型糖尿病と2型糖尿病
糖尿病については第2回のコラムでご紹介しました通りですが、その原因や発症の過程、病気の程度によっていくつかの種類に分かれています。
そして、それらのうちで最も大きな違いは、インスリンに依存している(絶対的なインスリンの量が足りない状態)か、依存していない(インスリンの分泌や働きが悪い)か、で分類されています。

1型糖尿病は「インスリン依存型糖尿病(IDDM、Insulin-Dependent Diabetes Mellitus)」とも呼ばれ、インスリンを分泌するすい臓の中の細胞(β細胞)が何らかの原因によって破壊され、ヒトの身体機能だけでは血糖値がコントロールできない病気です。
特に、免疫力の低い小児期にウイルス感染などが原因で発症することが多く、すい臓の移植以外では未だに完治する治療方法が発見されていない病気です。
発症すると、インスリンが体内で分泌されないために、注射やインスリンポンプという装置によって、毎日食事や運動のたびに上下する血糖値を管理しなくてはいけません。
というのも、インスリンはヒトの体内ではすい臓の中のβ細胞でしか生成されないため、体外から多すぎず、少なすぎない必要な量だけを毎日取り入れるしかないのです。

一方、2型糖尿病は、インスリンに依存しないタイプの糖尿病で、インスリンの分泌量が少ない、もしくはインスリンの働きが弱いために、血糖値が高くなってしまう病気です。
2型糖尿病の主な原因は、食生活による糖質の過剰摂取(食べ過ぎ・不摂生)や運動不足によるインスリンの分泌・働きの低下であり、喫煙習慣に次いで死亡リスクの高い生活習慣病と言われています。
また、2型糖尿病の怖いところは、ゆっくりと気付かないうちに病気が進行することです。病院で検査をしたら、いきなり入院、なんていうケースも稀ではありません。
しかし、食生活や適度な運動といった生活習慣の改善によって予防が可能であり、また病状の悪化抑制にも効果が期待できます。

 

 1型糖尿病患者の抱える問題
食事の内容もさることながら、実は「食べ方」を変えるだけでも効果が期待できます。
ここでは急激な血糖値上昇の抑制に効果的な「食べ方」のポイントを3つ紹介します。

1型糖尿病はその性質上、運動療法や食事療法で体質を改善できる2型糖尿病とは、病気や治療に関する考え方が大きく異なります。
特に幼い頃に発症した場合には、患者とその家族の精神的・経済的負担の大きさは想像に難くないでしょう。
1型糖尿病と闘っている方のほとんどが、毎日血糖値を測定しインスリン注射などで血糖管理を行なわなくてはなりませんが、
それを除けば、糖尿病ではない人とほぼ同じように日常生活を送ることができます。
それにもかかわらず、糖尿病に関する一般への認識や理解は十分とは言えず、時として、1型糖尿病の子どもが幼稚園、保育園の受け入れることを拒否されるケースもあるほどです。
また、1型糖尿病はかつては小児糖尿病とも呼ばれ幼少期に発症する病気とされてきましたが、「英国バイオバンク」によれば半数以上は30歳以降の発症であり、近年では「子どもの病気」という認識ではなくなりつつあります。

 

 糖尿病を広く知ってほしい、エクセルエイドの想い
糖尿病に対する正しい認識が広く知られることで、糖尿病患者の抱える負担や問題は大きく減ります。
そして、エクセルエイドは、相互扶助としての「保険」を通して、「糖尿病有病者の負担を少しでも減らしたい」という想いで設立・運営されている保険会社です。
単に保険商品を販売する会社に留まらず、今回のコラムや様々なメディアで糖尿病に関する健康管理情報を発信しており、他にも毎年夏に全国各地で開催される1型糖尿病患者会サマーキャンプへの参加や、「1型糖尿病の子どものための法律相談ダイヤル」の開設(2016年11月より)といった社会貢献活動も行っております。
今後も、保険だけではない様々な方法で、糖尿病を抱える患者様やそのご家族の方の一助となれればと願っております。


今回のコラムはいかがでしたでしょうか?
完治のないとされる1型糖尿病ですが、最近では豚の膵島移植が海外で実績を残していることから、国内でも厚生労働省が動きはじめ、「治らない病気」から「治る病気」へ日夜研究が進められています。
今後の医学の発展に期待し、有効な治療法の見つかることを切に願っています。

 

次回もお楽しみに!

この記事の情報発信者

エクセルエイド少額短期保険株式会社

「糖尿病で医療保険や生命保険のご加入にお困りの方に必要な保障を提供したい」そんな想いから設立された保険会社がエクセルエイドです。糖尿病治療中の方、特に幼少期に発症する1型糖尿病のお子様にも対応するため、0歳3ヵ月からご加入できる糖尿病保険を提供しています。(合併症・妊娠中でも加入可。)

[HP] http://www.excelaid.co.jp

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