柴戸ふくおかFG社長:貸出債権譲渡「踏み込まざるを得ない」=経営統合承認で
2017/04/21
株式会社 時事通信社
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の柴戸隆成社長(福岡銀行頭取)は21日の記者会見で、十八銀行との経営統合計画に関して、公正取引委員会の承認を得るため、貸出債権の一部を他の金融機関に譲渡することが選択肢になっていると表明した。
柴戸社長は「貸出金利が上がるという心配には、いろんな手だてを説明してきたが、(公取委の)理解が得られない。債権譲渡にも踏み込まざるを得ない状況になってきた」と話した。
十八銀行は10月にFFGの完全子会社となり、来年10月にFFG傘下の親和銀行と合併する計画。FFGの長崎県内の貸出金シェアが約7割に高まる点を公取委が問題視している。十八銀と親和銀の両頭取も既に貸出債権の譲渡が選択肢との考えを示している。(了)
柴戸社長は「貸出金利が上がるという心配には、いろんな手だてを説明してきたが、(公取委の)理解が得られない。債権譲渡にも踏み込まざるを得ない状況になってきた」と話した。
十八銀行は10月にFFGの完全子会社となり、来年10月にFFG傘下の親和銀行と合併する計画。FFGの長崎県内の貸出金シェアが約7割に高まる点を公取委が問題視している。十八銀と親和銀の両頭取も既に貸出債権の譲渡が選択肢との考えを示している。(了)
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