救出試みた男性は銀行員=2人死亡の踏切事故-川崎
2017/04/16
株式会社 時事通信社
川崎市川崎区の京浜急行の踏切で15日、男性2人が電車にはねられ死亡した事故で、高齢の男性を救出しようとして巻き込まれたとみられる男性は、横浜市鶴見区に住む横浜銀行人財部の主任人事役児玉征史さん(52)だったことが16日、分かった。神奈川県警川崎署と同行が明らかにした。
また、死亡した70代の男性が、近くの京急八丁畷駅前でタクシーを降りた後、踏切に向かって歩く姿が、踏切の監視カメラに映っていたことが、同署への取材で分かった。
事故は15日午前9時10分ごろ発生。この男性は警報灯が点灯し始めた後、踏切内に入って立ち止まった。児玉さんは踏切の外から男性に手を振った後、遮断機を持ち上げて線路内に入った。男性の腰に手を回して動かそうとしていた時、電車にはねられたという。
同署は、児玉さんが男性を助け出そうとしてはねられたとみて調べている。
児玉さんの遺族は16日、横浜銀行を通じて「私たち家族にとって、突然の出来事であり、ただただ驚くとともに、現時点では心の整理がつかない状態です。どうかそっとしていただきますようお願い申し上げます」とのコメントを出した。 (了)
また、死亡した70代の男性が、近くの京急八丁畷駅前でタクシーを降りた後、踏切に向かって歩く姿が、踏切の監視カメラに映っていたことが、同署への取材で分かった。
事故は15日午前9時10分ごろ発生。この男性は警報灯が点灯し始めた後、踏切内に入って立ち止まった。児玉さんは踏切の外から男性に手を振った後、遮断機を持ち上げて線路内に入った。男性の腰に手を回して動かそうとしていた時、電車にはねられたという。
同署は、児玉さんが男性を助け出そうとしてはねられたとみて調べている。
児玉さんの遺族は16日、横浜銀行を通じて「私たち家族にとって、突然の出来事であり、ただただ驚くとともに、現時点では心の整理がつかない状態です。どうかそっとしていただきますようお願い申し上げます」とのコメントを出した。 (了)
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