東芝向け融資継続=担保受け入れに同意-銀行団
2017/04/18
株式会社 時事通信社
東芝の取引銀行団は14日、融資を当面継続することを決めた。東芝は分社した記憶用半導体フラッシュメモリー会社の株式を大手銀行に、保有する上場株式や不動産を地方銀行など他の金融機関に、融資の担保としてそれぞれ提供。取引する金融機関全てが担保の受け入れに同意する見通しになった。
東芝は米原発事業の巨額損失で、経営が大幅に悪化し、先行き不透明感が強まっている。東芝は銀行団に担保の提供を申し入れ、受け入れるかどうかを14日までに回答するよう求めていた。融資継続への異論は一部地銀から出たが、大多数の賛成で継続が決まった。
東芝の銀行からの借入金は約1兆700億円(2016年12月)。このうち約7100億円を主力取引銀行の三井住友銀行やみずほ銀行を含む大手行などが占める。
担保については、大手行に提供するメモリー会社の事業価値が2兆円規模とされることから、地銀からは「担保に不公平感がある」と不満が噴出。担保設定には金融機関全ての同意が必要で、主力行などが説得を続けていた。(了)
東芝は米原発事業の巨額損失で、経営が大幅に悪化し、先行き不透明感が強まっている。東芝は銀行団に担保の提供を申し入れ、受け入れるかどうかを14日までに回答するよう求めていた。融資継続への異論は一部地銀から出たが、大多数の賛成で継続が決まった。
東芝の銀行からの借入金は約1兆700億円(2016年12月)。このうち約7100億円を主力取引銀行の三井住友銀行やみずほ銀行を含む大手行などが占める。
担保については、大手行に提供するメモリー会社の事業価値が2兆円規模とされることから、地銀からは「担保に不公平感がある」と不満が噴出。担保設定には金融機関全ての同意が必要で、主力行などが説得を続けていた。(了)
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