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さらなる買収に意欲=米市場に関心-第一生命HD社長

2017/04/13 株式会社 時事通信社
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 第一生命ホールディングス(HD)の稲垣精二社長はインタビューに応じ、海外生命保険会社の合併・買収(M&A)について「常に探している。米国はチャンスがたくさんある」と述べ、世界最大の米保険市場でのさらなる買収に意欲を示した。第一生命保険は2015年に米中堅生保プロテクティブを約5750億円で買収するなど海外事業を強化している。
 第一生命HDは16年末時点で、純利益に占める海外事業の割合が約25%に上る。稲垣社長は「事業分散することで財務基盤がさらに強くなる」と説明。人口減少で国内市場の縮小が避けられない中、持続的に成長するためには海外事業の拡大が必要だと強調した。
 生保各社は業務の効率化や新サービスの開発に向けて積極的にIT投資を行い、人工知能(AI)、ビッグデータなどを相次いで活用している。稲垣社長は17年度の設備投資に関し「システムの効率性を上げないといけない。高水準の投資を続けていく」と指摘。第一生命単体で約300億円の設備投資を行う考えを示した。(了)
〔写真説明〕インタビューに答える第一生命ホールディングスの稲垣精二社長=東京都千代田区の本社

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株式会社 時事通信社

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