欧州フィンテック大手、英拠点を移転へ=ロイター報道
2017/04/13
株式会社 時事通信社
【ロンドン時事】ロイター通信は12日、英海外送金サービス会社トランスファーワイズのターベット・ヒンリクス最高経営責任者(CEO)が、英国内にある同社の欧州事業本部を2019年3月までに欧州大陸側に移転する方針を明らかにしたと報じた。英国が欧州連合(EU)を離脱すると、金融パスポートなどEU加盟国の特権を失うのが理由。移転先は未定という。
同社はITを活用した金融サービス「フィンテック」の欧州大手とされる。ヒンリクス氏は英BBC放送のインタビューで「(英国は)先行き不透明感が大きく、ビジネスには役立たない。新たなフィンテック会社を立ち上げるなら、(ロンドンは)もはや最適の場所ではなくなった」と語った。
同氏はこの日ロンドン市内で開かれたフィンテック関連の会合に出席。「もし今日トランスファーワイズを立ち上げるなら、ロンドンは選ばない」とも語った。
同会合にはハモンド英財務相やカーニー英中央銀行総裁らが参加。「英国は世界中の有望・最良な起業家たちを魅了し続ける必要があり、そうしていく」(ハモンド氏)などと、ヒンリクス氏とは対照的に楽観的な英国の将来を描いた。(了)
同社はITを活用した金融サービス「フィンテック」の欧州大手とされる。ヒンリクス氏は英BBC放送のインタビューで「(英国は)先行き不透明感が大きく、ビジネスには役立たない。新たなフィンテック会社を立ち上げるなら、(ロンドンは)もはや最適の場所ではなくなった」と語った。
同氏はこの日ロンドン市内で開かれたフィンテック関連の会合に出席。「もし今日トランスファーワイズを立ち上げるなら、ロンドンは選ばない」とも語った。
同会合にはハモンド英財務相やカーニー英中央銀行総裁らが参加。「英国は世界中の有望・最良な起業家たちを魅了し続ける必要があり、そうしていく」(ハモンド氏)などと、ヒンリクス氏とは対照的に楽観的な英国の将来を描いた。(了)
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