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スパークス、帝国繊維株を5%超取得=保有株式の売却要求

2017/04/10 株式会社 時事通信社
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 独立系運用会社、スパークス・グループは10日、子会社を通じ、帝国繊維の発行済み株式の5.07%を取得したと発表した。帝国繊維に対し、現預金と投資有価証券が積み上がり「資本配分が非効率になっている」と指摘し、保有するヒューリック株式を一定期間内に売却するよう要求。株主還元計画を策定するよう求めている。 
 同日付で大量保有報告書を関東財務局に提出した。帝国繊維の第4位の大株主に浮上した。
 スパークスは、帝国繊維について、防災関連事業の収益性は高いと評価する一方、現預金が積み上がっているのに加え、事業のシナジー効果が小さいヒューリック株式を保有しており、株主資本利益率(ROE)を押し下げていると主張している。
 10日取材に応じた阿部修平社長は「総資産に占めるヒューリック株の割合が高く、バランスシートがいびつな構造になっている。株式の売却が合理的な判断だ」と話した。
 スパークスは帝国繊維株を2014年4月から保有しているという。(了)

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